戦争などが起き、勝った側が賠償金を支払うように敗者側に要求するとき、大抵は金にして返してもらうように要求する事が一般的です。
もし、紙幣で払っている事をOKしてしまうと、ハイパーインフレーションを起こし、講和条約の時の物価よりもはるかに大きいインフレをする事で傷を少なくて済むようにしてしまえるのです。
だからこそ、あの第一次世界大戦のヴェルサイユ条約で連合国側は(シャカリキに要求したのはフランスですが)ドイツに対し17年分の国家予算に当たる1320億マルクを金で払えと要求したのです。ちなみに1マルクは金0.358ℊに当たり472億5600グラムで払えと要求しました。
その事でインフレが来、レンテンマルクの発行などでドイツは何とか経済を回復させたのです。